◆ 奥 祖 谷 の 散 策

    平家落人伝説の残る、日本三大秘境「祖谷」。

① 阿佐家

 平国盛の直系の子孫と伝えられる、 
第24代当主が住んでいる阿佐家に
は、国盛が持っていたと伝えられて
いる大小二旗の『平家の赤旗』が残
されています。

② 木村家

 祖谷地方で建築年代が判明した最
も古い民家であり、山村の民家の姿を
残す重要な建物です。この地方の民
家としては大きい方です。
(国指定重要文化財)

③ 武家屋敷旧喜多家

 宝暦13年(1763年)に建てられ
祖谷地方最大の武家屋敷です。
自害のための「入らずの間」もあり、
山岳武士の暮らしがしのばれます。

④ 鉾杉

 樹齢800余年。喜多家の庭先にあり、
平国盛が植えたという言い伝えにより
別名「国盛杉」とも呼ばれています。
四国第2の大きさとも言われ、県指定
の天然記念物です。

⑤ 奥祖谷二重かずら橋

 平家一族が、平家の馬場に通うため
に架けられたといわれる橋です。男橋
と女橋の2本があり、「夫婦橋」とも呼
ばれます。

⑥ 野猿

 奥祖谷二重かずら橋(女橋)のすぐ横
にあり、人力で渓谷を渡るロープウェイ
です。他では体験できない遊びとして
人気があります。

⑦ 祖谷のかずら橋

 民謡「祖谷の粉ひき節」にも歌われる
かずら橋は、平家一族が追ってから逃
れるために、いつでも切り落とせるよう
にと、シラクチカズラで造ったと言われ
ています。
今では、3年に一度、架け替えられ安
全に渡ることができますが、10数m下
の渓流が望めるので、何とも言えない
スリルを味わうことができます。
(国・県指定重要有形民俗文化財)

⑧ 落合集落

 江戸中期から昭和初期に建てられた
民家、一つ一つ積み上げた石垣と畑
が急斜面に広がり、懐かしい山村の
原風景に出会えます。
(国の重要伝統的建造物群保存地区)

⑨ 奥祖谷観光周遊モノレール

 「いやしの温泉郷」の敷地すぐ横から
発着します。延長4,600m、高低差
590m、最大傾斜40度、約70分の自然
周遊です。

⑩ 天空の村・かかしの里

 標高800mの天空の山里では、かか
し達と一緒に日本の原風景の中でゆ
ったりとした時間を過ごすことができ
ます。